【東北本線】ED75牽引SL回送、ロンチキ交検入場、185系廃車回送
つい先日までは半そででも過ごせていましたが、今週になって一気に秋の様相を呈してきました。これからは木々も紅葉し、撮影意欲が向上しそうな季節なのではないかと思います。
さて今回は前回の記事に関連したSLの話題からです。
2021/9/21
前週末に陸羽東線で運行されたD51が早々に返却回送されるとのことで撮影に出向きました。
前日深夜に自宅を出発して国道4号を北上し、撮影地となる陸橋に到着したのはまだ夜も明けきらぬ午前4時頃。まだ通過までは2時間ほどありまたが既に数台の車が待機しており、列車の注目度の高さがうかがえます。
さて今回の目的の列車は前述のD51の返却回送列車なのですが、高崎からの送り込み回送と返却回送のほとんどの区間がEF81の牽引となるなか、小牛田→郡山間のみED75が牽引するとのこと。仙台車両センターのED75は近年は主に臨時列車や東北地区の郡山入出場回送、あとは工臨などのごく限られた仕様に就くことしかなく、SLの回送で使われるたのは数年ぶりでとても珍しいこと。なんとしても撮影したいと思い、前々から休みを調整して行ってきた次第です。
前日の天気予報では雲がかかりそうとのことでしたが、東の空には雲一つなく、山の稜線からは太陽が顔を出し始め期待が高まります。通過時刻が近づくにつれて頭上の雲が増え始めてきましたが、心配をよそに全開露出で目的の列車がゆっくりと通過していきました。そうして撮ったのがトップの写真。黄金色の絨毯を横目に通過していく光景がとても美しいです。
さて本来であればこの後上越国境へ車を走らせてカシオペアを撮影するという行程を組んでいましたが、緊急事態宣言の影響であえなく運休…。かなりがっかりしましたが、同日にもう1本ED75が下るとのこと。こちらの列車は昼頃仙台を発つとのことで、途中に休憩と仮眠を挟みつつのんびりと北上。辿り着いた先はこちらも有名撮影地の田園地帯。多くの撮影者に迎えられてやってきた列車は…。
そう、ロンチキの交検入場です。仙台のロンチキの交検回送は通常編成を半分にして2日に分けて入出場しており、この日はちょうど1日目の入場配給が設定されておりました。頭を垂れる稲穂の向こうで赤色のED75がひと際目立ちます。
さてこちらは通過後に早々に撤収し、東北道を南下します。実はこの列車、途中駅での停車時間が長く設定されている箇所があり、途中で追い抜かすことができるのです。
そしてやってきたのは朝も来た五百川近くの陸橋。到着時には既に多くの撮影者が陣取っておりましたが、間になんとかいれさせてもらい場所を確保。そしてこちらもほぼ定刻で通過となりました。
ED75の晴れカットが今まであまり撮れていなかったので、この日1日でかなりの収穫となりました。この時点で既にお腹一杯でニンマリしていましたが、今度は185系の配給列車が東北本線を北上しているとのこと。高速に乗り直し、次なる撮影地へと向かいます。
そうしてやってきたのは蒲須坂付近。
EF81に牽引されて往くのは185系のC4編成。廃車のための入場とのことで、郡山までの片道切符となりました。これをもってこの日は帰路につきました。
今回は以上になります。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。